公立学校の真実
★★★
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「社会福祉主事任用資格」とは。
1950年(昭和25年)5月に制定されたこの資格は、社会福祉の資格の中で最も古い。福祉系に就職するときに必要とされることがある。取得方法は以下のとおりである。
A.【大学・短期大学卒業ルート】
大学または短期大学において、厚生労働大臣が指定する社会福祉に関する科目から3科目以上を修めて卒業する。
社会福祉概論、社会保障論、社会福祉行政論、公的扶助論、身体障害者福祉論、老人福祉論、児童福祉論、家庭福祉論、知的障害者福祉論、精神障害者保健福祉論、社会学、心理学、社会福祉施設経営論、社会福祉援助技術論、社会福祉事業史、地域福祉論、保育理論、社会福祉調査論、医学一般、看護学、公衆衛生学、栄養学、家政学、倫理学、教育学、経済学、経済政策、社会政策、法学、民法、行政法、医療社会事業論、リハビリテーション論、介護概論
B.【通信教育課程ルート(1年)】
全国社会福祉協議会が経営する中央福祉学院の社会福祉主事資格認定通信課程または日本社会事業大学の通信教育過程を修了する。
C.【養成機関ルート(1〜4年)】
社会福祉主事養成機関で指定の科目(22科目・1,500時間)を修めて卒業する。養成機関の多くは2年制または3年制の専門学校。2021年1月時点では、全国に33校の養成機関がある。関東には9校。
D.【講習会ルート】
都道府県等がおこなう講習会で指定の科目(19科目・279時間)を修める。
E.【国家資格取得ルート】
社会福祉士,精神保健福祉士を取得する。
*科目等履修制度によって履修した科目は、社会福祉主事任用資格には該当しないという。1つの大学の中で3科目以上指定科目を履修して卒業した場合に、社会福祉主事任用資格を有する。
つまり大学を卒業して、後で上記のAに示す科目をとっても資格は得られないということだ。
★例えば教員免許状ならば、大学を卒業後、科目履修などで足らない単位を取得するか、通信などで3年に編入して必要な単位を取得するかでとることができる。
しかし、「社会福祉主事任用資格」はそれはできない。
大学卒業して資格に必要な単位を取得していなければ、改めて上記のB~Eのいずれかの方法で取得しなければならないという面倒な資格。
これは改善すべきだ。