公立学校の真実
★★★
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
久しぶりです。
全国の高校で必修科目の未履修が相次いで発覚している。 約400校が分かっている。初めは数県・数校だったのが全国版となった。
ある高校では必修科目の世界史Aの時間に地理Bの授業を実施していると発表した。テストも行っていないのに、通知表には5段階で成績を記入し、教育委員会にも虚偽報告をしていた。
また、日本史より政治・経済の方が大学受験では暗記量も少なく絶対有利だ。だから表向き日本史、実は政治・経済を授業して、評価も日本史の欄につけていた高校もある。
高校は卒業できるように、50分の補習授業を70回行わなければ成らないという。冬休みも利用して。
来春受験する我が隣の家の人は「実は私の息子の高校も世界史やってませんねん。新聞に載ってしもうたら補習しなあかん。このままそっと卒業させてほしいわ」と妻に語っていたという。
見つかれば受験を前に不要な科目の補習が待っている。今まで予備校に通わせがんばってきたのに、いや、もう冬季講習も申し込んだのに、ここで減速させるわけにいかない。保護者としては当然の構えだ。
保護者が騒ぎ立てれば、余計に面倒なことになる。今は鬼に見つからないようにじっと下を向いているしかない 。いじめや教師批判ではワーッと騒ぎ立てるのに今は腹が立つくらい静かだ。
正当なことを声を大にして言えば言うほど実際補習地獄が待っている。
この問題で面白いのは、ある新聞によれば、関東地方のある私立高校教諭が「進学実績が上がれば教育委員会は満足する。提出したカリキュラム通りと思っていたはずが無い」と教育委員会を牽制していた。さらに教育委員会関係からは「高校から虚偽報告を提出されればどうしようもない」と…載っていた。
教育委員会は事実を知らなかったのか!?
以前にも書いたがそんなはずがない!
教育委員会は実績のある現場の教員が請われて委員会へ行っている。つまり十分現場を知っているものが行っているのだから。
教育委員会の黙認というケースがあるはずだ。
競争意識と役所の自己防衛の性質という問題がここにはある。
学校や役所は様々なところから責められやすい。だから守ることに関しては意識は相当高い。委員会は自分所の責任にならないようにうま――く立ち回る。
つまりこうだ。
高等学校よ進学実績は上げよ!特色のある学校にせよ!と通達する。実際それが叶ってきたら、その学校の評価を上げる。
よく頑張っている校長だと褒め称える。すこしくらいずるをしていても実績さえ残せば委員会も見てみぬふり。
実績を作る為に嘘の報告をしていようが、書類さえあればよし。だれが見ても虚偽報告した高等学校側の責任になる。
こんな上手い話はない。
ああ、ここらで本音トークを!
♦
実は私の娘の通っている高校も世界史やってません。
私の働いている学校も嘘の報告を教育委員会に上げております。
世の中虚偽ばかり。ばからしくなってきました。